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久山クリニック
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医院コラム

3歳児検診

こんにちは。視能訓練士の藤原です。

 

今年は桜の開花が例年より早かったですね。雨も例年より少なく、ゆっくりとお花見を楽しめたのではないでしょうか?久山ではトリアスの横を流れる、猪野川沿いの桜並木がきれいで毎年の楽しみにしています。

 

さて、今回は3歳児検診のお話をさせて頂きたいと思います。

 

3歳児検診とは、満3歳から満4歳になる前の子どもを対象として、各自治体が実施する健康診断のことを指します。

 

各自治体によって実施時期や内容にばらつきはありますが、身体測定や内科、歯科診察などに加えて、3歳児検診から視力検査が実施される事が多い様です。

 

視力検査と言っても眼科のLandolt環(Cマークの空いている方向を答えてもらう視力検査)用いた検査ではなく、蝶々などが描かれた絵カードを用いた視力検査で、保護者の方が自宅にそれを持って帰って検査を行います。見えているかの判断は保護者の方に委ねられていて、慎重な方は眼科受診をされますが、受診されない方もおられ、弱視(眼鏡などで矯正しても視力が出ない)が見逃されてしまう場合もあります。

 

当院にも子供がいるスタッフがいて、3歳児検診の自宅での視力検査を経験していますが、お話を聞いてみると、見えているかの判断をするのは難しい様です。

 

久山町でもこれまでは、同様の自宅での視力検査のみが実施されていたのですが、先日、久山町役場から連絡があり、新しい機械を導入しての屈折検査(近視や遠視や乱視などの度数が分かる検査)が今年の3歳児検診から追加で実施される事になりました。

 

スポットビジョンスクリーナーという機械で、目のピントが合うために必要な度数(屈折)を調べる検査です。お子様は保護者の方に、だっこされた状態のままで、カメラで写真を撮られるような感覚で簡便に検査ができます。機械のレンズを見るだけで検査が実施でき、1分もかからず検査が終わります。近視や遠視や乱視などの屈折異常に加え、角度の大きな斜視、瞳孔不同(左右眼の瞳の大きさの違い)も見つける事ができます。検査の事前に目薬をさしたりする処置の必要もなく瞬時に検査を行う事ができます。

 

子どもの目の機能は3歳頃までに急速に発達し、6歳~8歳頃までには、ほぼ完成します。

 

この時期に、屈折異常や斜視などの問題があり治療が遅れると、視力が正常に発達せず、将来にわたり十分な視力が得られないことがあります。

 

3歳ぐらいの子どもは見え方の悪さや眼の異常を保護者に表現できません。また、家族も気づきにくいことが多いため、異常を早期に発見し、適切な治療につなげることが重要です。

 

スポットビジョンスクリーナーの導入によって、これまで見つける事ができなかった眼の異常が、早期に見つかる事が期待できます。

 

当院においても久山町からの紹介が増える事が予想されますが、地域の皆さまの医療に貢献できるように、さらに頑張って行きたいと思っています。

 

眼のことでお困りのことがございましたら、ぜひ川原眼科久山クリニックにご相談下さいませ。

 

糟屋郡久山町を中心に、篠栗町、新宮町、宇美町、須恵町、福岡市東区名子、蒲田、みどりが丘、青葉、香椎台、香椎、照葉、和白、また古賀市、福津市、宗像市、宮若市などからも多数ご来院いただいております。

 

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