白内障手術が怖かったけれど、乗り越えて手術を受けた患者さん
こんにちは!
川原眼科久山クリニックの院長の 末廣久美子です。
今回は私の担当している 思い出深い患者さんについてお話ししたいと思います。
この患者さんに初めてお会いしたのは約2年前になります。
初めてお会いしたときに、白内障と強い近視がありました。
眼鏡視力は右(0.3) 左(0.6)
最初にお会いした時から「白内障手術すれば、見やすくなるだろう」と感じたため、
「白内障手術受けられたら、見やすくなりますよ。
いまお使いのメガネも軽くすることもできますよ。」と、お話しさせていただきました。
それに対して「手術は受けたくない、怖いから。受けたくない。」とのお返事。
それ以降、経過をみるために、定期的に当院を受診されていました。
その度に「あのね、手術は受けようと思うけど、怖くてね、決心がつかないの」
と、おしゃられていました。
患者さんと出会ってから2年が経過したある日のこと。
患者さん「先生、もう手術うけようかな!怖いけど!」とのこと。
私「全身麻酔であれば、総合病院での手術になりますね。本院での手術であれば、局所麻酔での手術になりますが、いかがされますか?」
私は、全身麻酔での手術を希望されるだろうと、思っていたのですが、
「本院で受けます。局所麻酔で頑張る!」と一大決心されたのでした。
その言葉を聞き、私の方が驚いてしまいました。
「ずっと手術を希望しなかった方でも、このように決心する時が来るのだな」と、感慨深い気持ちになりました。
その後、川原眼科本院で無事に局所麻酔での手術を終えられました。
白内障手術は左右別々の日におこなうため、
とても怖がっていたにもかかわらず、なんと2回の手術を無事に受けることができたのです。
その後、手術後の経過は、久山クリニックで末廣が担当しましたが、
「本院のスタッフの皆さんが、とても優しくて、安心できたの。」
「良く見えるようになったから、手術頑張ってよかった」とのこと。
手術をお勧めした私も「手術を頑張って受けて、すごいなあ!」と感じました。
この患者さんを通して感じたことは、
手術を受けるタイミングのベストな時期は
『「患者さんが手術頑張ろう!」と思ったタイミングだ』ということです。
私たち眼科医にとっては、白内障手術は見慣れた手術ですが、
患者さんにとっては、大切な1回(両目ならば2回)の手術なのです。
このことを、自分にいいかせながら、これからも診療していきたいと、思います。😊
※本記事は患者さんのご了承のもと、掲載させていただいております。
川原眼科久山クリニックはトリアス久山にあります。
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