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久山クリニック
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医院コラム

化学眼外傷について

こんにちは。視能訓練士の内野です。
今年もあと1ヶ月です。私自身、子育てをしているからか、年々1年が早く過ぎるように感じております。

久山クリニックでは「化学眼外傷」の患者さんが増えてきている印象です。化学眼外傷とは、洗剤などの化学物質が目に入ることで障害をおこすことを指します。
年末は大掃除をされる方も多いと思うので、今回は化学眼外傷についてお話しさせて頂きたいと思います。

●化学眼外傷の原因
洗剤や有機溶剤、パーマ液、石灰などの化学物質が誤って目に入ることによる、目の火傷です。
化学物質が含まれるものを触った手指で目を擦ったり拭ったりすることで、目に入ることも多いようです。

●主な症状
化学物質の性質によって異なりますが、充血、涙、強い痛みなどの症状がでてきます。
特に危険なのは石灰や水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)などのアルカリ性の物質で、タンパク質を溶かして組織の深部へ浸透していくため、特に重篤な障害を引き起こすことがあります。

家庭内にも、目に入れると危険なものはたくさんあります。注意書きなどをよく読んで、使用方法を守ってください。

●目に入ってしまった時の対応
損傷の程度は、化学物質の量と触れていた時間によって変わってきます。
そのため、
①目をあけたまま水道水などの流水で10分以上洗眼する
②近くの眼科を受診する
という対応が基本です。

すばやく洗い流すことで、目への影響を最小限に抑えることができます。眼科受診より先に、まず洗眼しましょう。

量が少なく、すぐに洗い流したような場合には、比較的軽傷で済み、後遺症を残さずに回復することがほとんどですが、重症の場合は角膜が濁ったままになってしまう角膜混濁、眼球とまぶたが癒着する眼瞼癒着などになることもあります。

受診時には、目に入ったものがわかるようパッケージや画像を持参してください。日曜日、祝日などに起こった際、コンタクトクリニックを受診される方もいるかと思いますが、できる処置が限られることもあります当院では対応可能ですので、お気軽にご相談ください。
土曜、日曜、祝日(木曜日は除く)の診療も行っております。糟屋郡久山町を中心に、篠栗町、新宮町、須恵町、宇美町、福岡市東区青葉、みどりが丘、香椎台、名子、蒲田、古賀市、福津市、宗像市などからも多数ご来院頂いております。

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