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紫外線と眼の病気

こんにちは。視能訓練士の藤原です。

 

今回は「紫外線と眼の病気」について、お話したいと思います。

 

皆さまの中にも、日頃から紫外線対策をされている方はいらっしゃるかと思います。

 

紫外線はUV-C波、UV-B波、UV-A波に分類されます。

 

UV-C波はパワーが強く、最も有害性が高い紫外線ですが、オゾン層で吸収されて地表に到達する事はありません。

 

地表に到達する紫外線は、UV-B波、UV-A波の2種類です。

 

UV-B波は、C波程ではないですが、やはりパワーが強く、眼の病気としては、雪眼炎(雪眼)紫外眼炎(電気性眼炎)、白内障、翼状片の原因の1つと言われています。

 

UV-A波は、それほどパワーは強くないのですが、大気を通過して地表に到達する量が多く、冬季などの紫外線が少ないと言われている季節や、朝夕などでもあまり減衰しない特徴があります。UV-B波よりも波長が長く、網膜にまで到達すると言われていて、眼の病気としては加齢黄斑変性の原因の1つと言われています。

 

加齢黄斑変性とは、眼の奥の網膜(フィルム、映像が映る組織)の中心部の黄斑が、ダメージを受けて変化してしまう病気です。黄斑は物を見る時に重要な組織で、ダメージを受けると物が歪んで見えるようになったり、急激な視力低下を起こしてしまいます。また、今回挙げた他の眼の病気は、点眼治療や手術などで回復出来ますが、加齢黄斑変性については、今のところ、網膜を再生させる治療はありません。

 

大切な眼を守るためには、やはり日頃からの紫外線対策は重要だと思います。

 

では実際の紫外線対策についてですが、UVカット付きの眼鏡を掛けるという事です。

 

ここで大切な事は、UV400nmまでカットしてくれるレンズを選ぶ事です。

 

UV-B波の波長は280nm315nmまでで、UV-A波の波長は315nm400nmまであります。日本国内で生産されているUVカット付きの眼鏡レンズは、400nmまでカット出来ないと、UVカットレンズとして販売してはならないという基準があるので安心なのですが、

海外では基準が異なります。

 

海外では、UV370nmまでカットしていれば、UVカットレンズとして販売しても良いという国もあります。

 

UV-A波の380nm400nmまでの紫外線は網膜まで到達すると言われているので、UV400nmカットのレンズでないと、網膜を守る事は出来ないようです。

 

なので、海外生産のサングラスや眼鏡レンズは確認して、購入した方がより良いと言えるでしょう。

 

ぜひ、参考にしてみて下さい。

 

眼の事でお困りの事があれば、川原眼科久山クリニックまでお越し下さいませ。

 

糟屋郡久山町を中心に、篠栗町、新宮町、須恵町、宇美町、福岡市東区青葉、名子、蒲田、みどりが丘、香椎、千早、和白、古賀市、福津市などからも多数ご来院頂いております。

 

土日祝日を中心にとても混み合うようになっています。午前診療よりも午後診療の方が、比較的スムーズにご案内できるかと思います。

 

また9月は16日~18日まで、院長が研修のため休診させて頂きますのでご注意下さい。

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