網膜剥離ってどんな病気!?
ボクサーがなるようなイメージがあると思いますが、実はボクサーでなくてもなることがあります。
今回は網膜剥離についてお話ししたいと思います。
(網膜剥離とは)
網膜剥離は名前の通り、《「網膜」が本来あるべき場所から「剥がれる(剥離)」病気》です。
網膜になんらかの影響で穴があき(網膜裂孔)、そこから眼内の液体が網膜の下に潜り込むことにより発症します。
(網膜裂孔、網膜剥離の原因)
網膜に孔が開く(網膜裂孔)原因として、「年齢的な変化」や「外傷」が知られています。
つまり、ボクサーは外傷の刺激によって網膜に穴があき、網膜剥離になっているのです。
一方で、強度近視で網膜が薄い方や、もともと網膜に弱い部分がある方は、眼内に年齢的な変化が起きた際に網膜に穴があくことがあります。
私たち眼科医が見かける「網膜剥離」は外傷より、近視やもともと弱い部分を持っていることが原因で起こる網膜剥離の方が多い印象です。
(治療方法)
網膜裂孔に対してはレーザー治療をすることで、網膜剥離への進行を予防します。
すでに網膜剥離に至っている場合には手術での加療となります。
また、網膜剥離、網膜裂孔の治療後の方は、定期的な眼底検査をお勧めしています。
レーザーや手術後に落ちついても、その後、別の箇所やもう片方の目に変化を起こすことがあるからです。
当院ではそのような定期的な眼底検査も行なっております。
過去に治療歴がある方は、お気軽にご相談ください。
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